2011年4月19日火曜日
補足 仙台市について
午後1時くらいに仙台バードランドに到着し、一息ついたH.R.P.は仙台市内でも物資を配ろうと、メンバー1人をバードランドに残して車を走らせた。障がい者支援ボランティアのため、僕らと入れ違いで仙台入りしていた名古屋のHC PUNKバンドOUT OF TOUCHのリーダーこと中村君の紹介先である太白区長町のCILタスケットに到着しました。障がいを抱えて被災した人たちへの支援を行っているこの事業所で、玩具類を中心に物資を渡すことができました。決して長い滞在ではなかったけれど、これまで訪れた殆どの避難所での対応とは違い、事業所スタッフたちの対応はとても暖かいものでした。きっと僕自身が同じ仕事をしているからだけではなく、血の通った真剣な表情に見えました。さらにもう1カ所と車を走らせ向かった先は若林区のサンピア仙台でした。避難者数が多いとの情報もあり、沢山の子供たちに会えると期待していたのですが、ここの対応は大きな避難所特有の冷たい反応でした。物資の置き場もなく、児童向け書籍・玩具も余っていると受付スタッフに言われた僕達は、施設内を見てみようと2階の避難所へと入って行きました。そこには食料・衛生をはじめとする物資はある程度充実していましたが、今の子供達にしたら、こんなの読まねえよというような、古くさい児童向け書籍が少し置いてあるだけでした。これまでやってきたように子供達やお母さん達に直接話しかけようと試みましたが、この避難所は宿泊設備を兼ねた巨大スポーツ施設であったため、避難者の方は客室と利用されいた個室内で過ごしているとのことでした。これでは被災した人々と触れ合うことができません。やむなく、ここでの物資配給を断念することに決めました。行政側の言いなりに運営している避難所では、Human Recovery Projectのような支援グループはこういった壁にぶち当たります。ゲリラ的に行動するしか道はないのだなと感じた2日間だった。
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