2011年6月25日土曜日

20011.7.3南相馬支援People'sAction

地元の人も支援者もみんな集まれ!

行動内容

1. 各避難所における歌声支援→プロのJAZZピアニストであり歌唱教室も手がけている、川村善一氏の演奏により、避難所の皆さんも共に歌っていただき、元気を出してもらおうという支援行動。年配の方の懐メロを中心に、子供達も歌えるジブリソングなどの広範なレパートリーを用意。同時に、子供達や若年層も参加しやすい、バナナなどの生ジュースを一緒に作っていくという「スイーツ炊き出し」も展開。

2. 市内3カ所の避難所訪問の最後に、原町2中体育館(もしくは2階食堂)にて、兵庫県被災者連絡会会長である河村宗次郎氏による自立復興講演と、世界的書家であり被爆者の語り部としても有名な月下美紀氏の講演を行い、その後、生活再建に向けたよろず相談会、もしくは桜井市長、避難所職員代表、住民代表も交えた、シンポジウムを催していきたい。更に同時並行して、自ら被災地支援積極的に乗り出している漫画家、山本夜羽音氏を招き、子供達の似顔絵や漫画教室なども行う予定。


具体的なスケジュール

1. 石神第一小学校避難所での歌声支援—会場:体育館

内容:みんなでうたおう!(歌声運動)といっしょにつくろう!(生ジュース炊き出し)

時間:9:00スタッフ会場入り〜準備〜 ◎10:00スタート〜11:00終了〜片付け〜11:30完全撤収



2. 原町第一小学校避難所での歌声支援—会場:体育館

内容:みんなでうたおう!(歌声運動)といっしょにつくろう!(生ジュース炊き出し)

時間:12:00スタッフ会場入り〜準備〜 ◎13:00スタート〜14:00終了〜片付け〜14:30完全撤収



3.原町第二中学校避難所での歌声支援—会場:体育館もしくは2階食堂

内容:みんなでうたおう!(歌声運動)といっしょにつくろう!(生ジュース炊き出し)

時間:15:00スタッフ会場入り〜準備〜 ◎16:00スタート〜17:00終了〜片付け〜



4.原町第二中学校避難所での講演会と相談会もしくはシンポジウム:体育館もしくは2階食堂

内容:兵庫県被災者連絡会会長河村宗次郎氏と世界的書家、月下美紀氏の講演—相談会、シンポジウム

同時並行して、いっしょにつくろう(生ジュース炊き出し)と漫画家山本夜羽音氏による子供似顔絵コーナー

時間:17:30講演開始〜18:00シンポジウム(仮)〜19:00相談会20:00終了〜 ◎ジュース&似顔絵は17:30スタート〜19:00

終了〜片付け〜

目的

1. 震災による津波などの直接的な被害に加え、福島第一原発事故による放射能被害によって4分割されている南相馬市の特殊な状況を支援者の立場からより具体的に把握するために、より多くの被災住民と支援者が接触できる機会を作っていきたい。



2.被災住民と支援者との直接的なコミュニケーションによって、組織的行動ではなし得ない個人間レベルでの精神的つながりの輪を少しでも形成し、より細かいニーズに応じた支援体制へと結びつけていきたい。



3.我々がこれまで他の地域でやってきた、被災住民も共に参加する形の支援を南相馬に於いても展開することによって、自立復興に向けたモチベーションの上昇を促す一助としていきたい。



4.復興に向けて、他の自治体(東京都杉並区など)との有機的なつながりを 住民レベルでも形成していき、我々が構想する「自治体スクラム」推進に向けて働きかけていきたい。



5.阪神淡路大震災の被災者団体会長である河村宗次郎氏の経験を具体的に伝える事により、この地域に於ける自立復興へ向けた具体的提言を伝授していきたい。

2011年6月21日火曜日

WHAT A HELL FUKUSHIMA

H.R.P.発 反原発コンピレーション
『WHAT A HELL FUKUSHIMA』
2011.8.6 Release
¥1,500 Compact Disc
28 bands/28 songs/28 objections

我々は3.11以来、東北各地で支援活動を展開してきた
その中で見た福島が受けた傷はあまりにも深く、あの『復興』から置き去りにされた光景、人々の表情を忘れる事はできない
と同時に、その日常を引き裂いた『原発』への怒りを感じない日は無く、『原発』が無くなるまで我々は声を上げ続けていく
全国から呼応した28バンドもの仲間が、忙しい中渾身の音源を届けてくれた事
それが『反原発』という声をさらに大きくできると確信させてくれる
原発が無くならない限り復興は無い
真の復興の為、我々はこれからも仲間と共に動き続ける


"WHAT A HELL FUKUSHIMA"

bands are
・PINPRICK PUNISHMENT
・SCREWITHIN
・DETRYTUS
・THE HAPPENING
・PiLVET
・LIFE
・VELOCITYUT
・DROPEND
・OUT OF TOUCH
・HAAVA
・DISKRIMINADOS
・JABARA
・FORWARD
・DUSTPAN
・Seb Roberts
・ATTACK SS
・CHARM
・RAPPA
・LASTLY
・ENSLAVE
・MIDDLE
・ORIGIN OF [M]
・DESPERDICIO
・GRIND SHAFT
・ENDZWECK
・VIVISICK
・Z
・LACKS


このCDの売り上げは全て南相馬市へ直接持って行きます。そして、発売されたばかりの津山発 "HEAL COMP" と連携して、LIVE会場などの販売ブースに並ぶ予定です。

2011年6月7日火曜日

弟9部隊 気仙沼、南三陸

6/4~5、気仙沼南三陸に入りました。今回は東京から気仙沼へ『歌声喫茶』の支援で向かった川村さんという方の音響サポートをメインに活動を展開しました。両日共に現地へ入った隊員より報告のメールが一日ごとにあったので、以下に転載します。

1日目気仙沼小学校と中学校にて、歌声喫茶のPA音響サポートとバナナジュース、ZINE用のノート(詳しくは前回の[WANT YOUR VOICEを一読下さい])を展開しました。
避難所はどちらも全体で100人位と、事前に聞いていたほどの規模ではなく、土曜日で人がいない(ほとんどがガレキの撤去などで出払っていた)ことから、歌声喫茶には小学校で10人くらい、中学校で20人くらいが参加。中学校では一部のコアなお年寄りファンの心をつかんで非常に感謝されていました。
バナナジュースが老若男女、被災者、ボランティアの区別なく非常に喜ばれたというのは大きな収穫です。歌声喫茶は対象年齢が高く老人の方中心なのに対し、バナナジュースは子供たちを中心にバカ売れでした。ノートに関しては自分達になついた子供たちが熱心に書いてくれましたが、お年寄りなどは恥ずかしがっていました。

この2つの避難所はどちらも支援物資があふれていて、自衛隊の炊き出しも定期的にあり、ボランティアもしっかり組織されていた印象です。おたぱっく物資(おもちゃ、本などの子供向け、娯楽物資)の引き受け先を探すことも個人的任務のひとつだったのですが、マンガやオモチャはあふれていました。
そして他の地震津波の被災地同様に人々は比較的明るく、こちらから話しかけなくても話しかけてくれる感じでした。
また特徴的だったのが「一度きりボラ」に慣れているようで、「またいつくるかわかんないんでしょ?」とか「どうせすぐ帰っちゃうんでしょ?」などと散々言われました。その通りなので返す言葉もなかったのですが…それでも胸に突き刺さっています。

最後に気仙沼の被災状況ですが、そのリアス地形という特徴的な地形からか独特なものでした。まったく無傷な地域と一面ガレキの山の地域との間に境目がなく、ほんの少し土地が隆起している場所では建物も道路も無事で人々が生活を営んでいる…といった様子です。震災直後でもないので車の通行に困ることはほとんどないと思ったのですが、我々が宿泊した民宿の周囲(階上・岩井崎エリア)は今でも冠水している状態です。

明日の行動で決まっているのは午前中の歌声喫茶のみ。人数も増えて午後からいかに行動を展開できるか…が課題となります。オヤスミナサイ。

2日目報告
朝7時半起床。民宿(気仙沼の[崎野屋[)のおじさん&おばさんに話を聞いているうちにあっというまに出発時間に…
本日は朝9時に気仙沼面瀬中学校からスタート。後発便と合流して歌声喫茶のPA音響サポート、バナナジュースとノートを展開しました。
面瀬中学校は避難所となっている体育館のすぐ横に仮設住宅があり、すでに大半が入居をすませていました。避難所に残っているのは抽選に落ちた人達で、みな行政への不満を口にしていました。総数70〜80人。物資は足りている様子で、マンガやオモチャも沢山ありました。
歌声には子供も参加。次々にリクエストがあり、小規模ながら音楽がもつ人を癒す力を実感させてくれました。
そしてここでもバナナジュースは二度買い足しに出るほどの好評ぶり。風邪をひいているひとが「久しぶりに起きた」とか言いながらお代わりしてくれていました。バナナジュースの大きな利点として、被災者とダイレクトなコミュニケーションが取れるという点があります。子供も老人もバナナジュースを通して会話してくれていたので、様々な情報が得られました。
二時間くらいで撤収し歌声チームとお別れ…歌声喫茶支援のおかげで第9部隊は成り立っていたので本当に感謝です。

この後一応気仙沼ボランティアセンターに立ち寄るも仕事はなさそう…なので、南三陸町ベイサイドアリーナに移動して写真洗浄をすることにしました。

未だ通行止めの45号線を迂回して1時半頃到着。自衛隊の車両も増え、避難所としての役目を終えたベイサイドアリーナは雰囲気が違ってみえました。

写真洗浄は地味だけど、誰にでもやれて常にニーズがある作業です。ハケと筆と歯ブラシで丁寧に汚れを落とし、バラ写真・セット・アルバム・画集や賞状・ノートなど種別に吊るしてゆきます。「なにかやりたいけど、どうしたらよいかわからない」という個人ボラにはおすすめです。
日が暮れる前には洗浄作業時間が終了してしまうので、志津川高校の物資担当”ともちゃん(前回の南三陸支援の際大変お世話になった)"に連絡を入れてバナナジュースを配れるか確認。結果志津川高校に移動することに決定。
ちょうど東京から来ていた一行が炊き出しの最中だったので合同でバナナジュース作戦決行。バナナジュースの機動力を実感。避難所の中まで入ってほぼ全員に配りました。
皆が作業している間に俺はひたすら物資担当の"こうちゃん(初回におたぱっく物資を持っていった時HRPを歓迎してくれた方)"&"ともちゃん"とお話し…仮設住宅の問題点やメジャーメディアのふざけた報道姿勢など…今後につながる貴重な話を沢山聞けました。
終了後、なんと炊き出しのお弁当を全員頂き帰路へ… 行き当たりばったりながらも精力的に動けたといえる1日でした。

町をみる限り南三陸町は復興へと着実に進んでいるように見えます。重機も入りガレキの山をかき分けるように道が増え、土地も整備されはじめていました。しかしライフラインの復旧はまだまだです。志津川高校には電気こそひかれているものの水道はまだ2割…それでも先週の倍ですが…塩分が多くて飲むに耐えない状況は相変わらず…毎日届く30数パレットの水を前出の二人が自衛隊の車両をかりて他の地域に配送しているとのことです。義援金から各世帯10万、県から30数万が配られたとのことですが、国から出るはずの見舞金100万や法律上は毎日一人あたり1050円出ているはずの食費も現在まで未払い…。
志津川高校でお弁当を頂いたり、気仙沼の避難所でも子供から袋ごと飴をもらったり…といった場面は避難所の変化を象徴している出来事でした。物資は足りているが人手が足りない。夏にむけての暑さ対策。仮設住宅の問題。志津川高校の近くに9月に次の仮設住宅が完成する予定で、避難所もそれを目処に解体してゆくそうです。となると、今後の支援のあり方も問われてくるでしょう。

2011年6月3日金曜日

5月会計報告


今月は先月に引き続き、漫画家の山本夜羽音氏が主宰するおたぱっくQB(救援便)http://blog.livedoor.jp/otapackqb/ と連携し、その物資を仕分けサポート、配給したので、配給物資の購入自体はさほど多くはなかった。新たな試みとして、ものつくりワークショップや、ジュースなどのお振る舞いを物資配給と同時に行ったので、その関連支出が主たるものとなりました。
収入については、先月に引き続き、原発やめろデモにおいて多くのカンパをいただきました。
また、運営資金にとの名目でいただいたカンパも総額で100,000円程に登っております。
これらの状況から判断させていただき、今後の活動に必須な高レベル計測可能な放射線量計を導入させていただきました。
また、我々に絶大なカンパを寄せていただいているデモから、不当逮捕されてしまった仲間の救援資金も捻出させていただきました。その詳細については以下をご覧ください
http://57q.tumblr.com/

以上、なにとぞご理解の程、よろしくお願いいたします。

5月の収支内容の報告です

収入(5/1~26のカンパ)198,754円

以下、カンパ協力・物資提供の協力をしてくださった皆さんです。ありがとうございます。
イベントや集会でカンパくださった多くの方にも、重ねて御礼申し上げます。
※口座入金の方は字数制限で名称が削れてしまってます。申し訳ございません。

オクヤマタカヒロ,BarnigSpirits,松本エリコ,JABARAジロー,ATFヨウイチ,ゲロクソ,花井,5/20Detrytus Sub-StanceVol.3ライブカンパ,4/30 UNKIND企画”PARANOID” @早稲田zone-B,5/1 ”YOKOHAMA INTERNATIONAL HARDCORE FESTIVAL” @横濱中華街 FAD,5/8 UNDER THE SARFACE RECORDS PRESENTS”狼 RING WESTERN JAPAN TOUR 2011” @東京・新大久保EARTHDOM ,CxB,グループオーム,東北沢つどいの家,ventra,Drカラヘンジ,ヒロト,加治,OFFICE VOIDS,アケ,アリサ,チャクラ,5/7原発やめろ渋谷デモカンパ,大勢の伊達直人(敬称略)

支出438,053円 (5月期-239,299円) 累計収支+897,486円
以下、支出内訳です。
5/10コーノ クレープ炊き出し材料531円、5/10丸正中野鍋横 クレープ炊き出し材料1,932円、5/10SEIYU阿佐ヶ谷 クレープ炊き出し材料386円、5/10SEIYU阿佐ヶ谷 クレープ炊き出し材料2,768円、5/15MEGAドンキホーテいわき店 ジュース炊き出し材料7,064円、5/28ブックオフ新中野 本1,550円、5/28Simachu中野 清潔用品6,214円、5/28Simachu中野 避暑物資22,050円、5/26おくむら 冷風機6,500円、5/26おくむら 整理箱2,500円、5/28ミルクロール中野 炊き出し材料1,870円、5/29ローソン東松島市ジュース炊き出し材料811円、5/28ファミリーマート高円寺北口炊き出し材料2,058円、5/1燃料代5,100円、5/1燃料代3,250円、5/2燃料代5,611円、5/2燃料代5,000円、5/3燃料代5,605円、4/8リパーク800円、5/3リパーク700円、4/7ユア・パーキング100円、5/15パークハイアット谷原(駐車代)4,100円、5/25宅急便640円、4/9高速代1,800円、5/21ニッポンレンタカー中野北口9,345円、5/21燃料代3,138円、5/15燃料代7,729円、5/21燃料代6,670円、5/21燃料代4,427円、5/21燃料代5,864円、5/22燃料代5,197円、5/22燃料代6,774円、5/22燃料代6,768円、5/28ナビパーク400円、5/26セルスタ 電池380円、5/26セルスタ 電池200円、5/29燃料代6,337円、5/10キャンドウ KIDSDIY文具525円、5/10キャンドウ KIDSDIY文具105円、5/10キャンドウ KIDSDIY文具105円、5/10光成産業 KIDSDIY文具210円、5/26あきばお〜充電池5,139円、5/26三月兎 放射線量計79,800円、5/26 5/7デモ逮捕者救援カンパ200,000円

※n.a.m.所有の車両については部隊行動前に、燃料満タン状態で受け取り、行動終了後に燃料満タン返しで受け取るという形をとっています。

南相馬市長から御礼状をいただきました。もちろんこれは我々だけではなく、様々な援助を寄せてくださった全ての皆さんに等しく送られたものです。よってここに公開させていただきます。

6月以降は自立援助の支援と、原発被害者救援に方向性を絞ろうと考えています。

引き続きカンパの協力をなにとぞお願いいたします。

カンパの振込先:
城南信用金庫 高円寺支店 普通 327580 ヒューマンリカバリ-プロジエクト